SANFRNCISCO HAT
SAN FRANCISCO HAT(サンフランシスコハット)の歴史は1980年、インダストリアルデザイナーであった
Stefan Schinzinger(ステファン・シンチンガー)が、 エクアドルの丘陵地帯でありパナマハットの
名産地モンテクリスティの郊外で最高品質を表す『FINO』と呼ばれるPANAMA HATと出会った事に始まります。
ステファンは赤道直下の街で、完璧に太陽を避ける事の出来る軽く、柔らかい最高品質FINO PANAMA HATに
完全に魅了されました。
その頃、アメリカで売られているPANAMA HATは大量生産されセラックという樹脂が塗られて固められた
もろく壊れやすい不快な物でした。
そこでステファンは、SAN FRANCISCO HAT(サンフランシスコハット)を創業し、カリフォルニアに
エクアドル産の柔らかく通気性に富み、快適で軽い本物のPANAMA HATを輸入しはじめたのです。
PANAMA HATは、パナマ共和国の帽子ではなく、PANAMAという植物の葉を利用して生産する
HATの事を意味します。
エクアドルの熱帯と、高原地方に多く生息したパナマの葉を利用し、 天然のクーラーとして帽子を編み始めた
エクアドルの伝統的な手作りの工芸品の事をPANAMA HATと言います。
多くの会社が安さを求め、アジア等で生産しているものもPANAMA HATと名付けて販売していますが、
エクアドル産のパナマを使用し、 伝統的な仕上げを施した物をPANAMA HATと呼びます。
19世紀中から後半にかけてGOLD RUSH、パリ万博、そしてパナマ運河着工により北米、EUROに一気に広まった
PANAMA HATは、夏の装いに最適な帽子として広く愛用されるようになりました。
SAN FRANCISCO HAT(サンフランシスコハット)は、上質なエクアドル産のPANAMAを CALIFORNIAの
STUDIOで1つ1つ形成して仕上げています。